
これまでカードローン商品に審査申込みをしてみたけど、ことごとく審査段階で不承認となり、カードローンを作れなかった!
という人も少なくないはずです。
もし、「審査なしで作れるカードローンがある」と知ればあなたはどうしますか?藁にもすがる思いで利用しますか?
しかし、その行動があなたの人生を棒に振ってしまうとても危険な行動であることを理解しておかなければなりません。
大事なことなので先に言いますが、
「審査なしのカードローンはありますが、そのカードローンは100%違法な利息などで貸付を行ってる闇金業者のものです。」
審査なしで作れる安心安全なカードローン商品は絶対にありません。
安全なカードローンで審査なしのものはない
審査なしで安全なカードローンはない!といいましたが、ではなぜカードローンを作るときに審査があるのか?
そういったカードローンにつきものである審査について解説したいと思います。
その理由を知れば審査なしで作れると謳っているカードローンがいかにリスクが大きく非常識的な商品なのかがわかるはずです。
カードローンに審査が必要な理由とは
そもそもなぜカードローンを作るのに審査が必要なのか?その理由はとても簡単です。
借りたお金をしっかり返済してくれる人物か見極めるためです。
そしてもう1つ、お金を返済するだけの能力がある人物か知る必要があるからです。
友達に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれませんね。
友達からお金を貸して欲しいと頼まれたとき、その友達が無職で無収入だったり、過去に貸したお金を返済してもらえていないのに再度お金を貸しますか?
あいつは今無職で無収入だし、過去に貸したお金も返してくれなかったと考えますよね。
つまりそれが審査ってことです。
カードローン会社とあなたは友達ではありませんので、あなたがお金を借りるために自分の職業や収入をカードローン会社へ報告しなければなりません。
そしてカードローン会社はその情報が本当のことなのかを調べなければならないのです。
その結果、あなたにお金を貸しても本当に大丈夫なのかを見極めているのです。
せっかく友達の例をあげて説明したので、闇金についても友達の例で解説しておきますね。
審査なしの悪質な闇金業者の例
もし、あなたの友達が誰にもお金を借りれずに困っているとします。
そんな友達にあなたが「誰も貸してくれなくて困ってる?俺がお金を貸してやるよ!そのかわり今度の給料日に2倍にして返してね」
というのが闇金業者の手口です。
こうやって親切なフリをして膨大な利息を追加で返済させるのが彼らの狙いです。この例えを闇金業者に置き換えると、つまり
「どこの金融機関も貸してくれなくて困ってるんでしょ?ウチが審査無しで貸すよ!その代わり利息は他の会社の10倍ね」
という手口です。
仮に10日に1割の利息がつく闇金業者で30万円お金を借りたとしましょう。1ヶ月後、返済するお金は利息だけで9万円になります。
これが銀行や大手消費者金融だったら利息は2,000円ちょっとです。その差はなんと45倍にもなるんです。
これが闇金の恐ろしさなんです。
闇金と一言でいっても多様な種類の闇金があるので、ここで全てを紹介するのは控えます。
とにかく言えることは「審査なしでカードローン作れます」と言う会社は絶対に信用してはダメだということです。
審査を受けずにすぐに借りたい場合
闇金の広告によく使われる3つのワードがこちらになります。
無審査 |
即融資 |
すぐに貸します |
なので、無審査という言葉に惹かれるのではなく、即融資という言葉に惹かれて闇金を利用する人も少なくないようです。
もし、このような業者に電話をかけると「銀行や消費者金融は審査で融資に数日掛かりますよ。ウチは審査なしで30分もあればすぐに融資できます」と言うはずです。
これは急ぎでお金を借りたいと考えている人にとっては大きなメリットになることでしょう。
しかし、騙されないでください。
今は銀行や消費者金融のカードローンだって最短1時間以内で融資を受けることができる商品は多数あります。
まず消費者金融であれば大手のアコム、プロミス、アイフル、SMBCモビットなどは全て即日融資が可能です。
これまで融資実行まで数日掛かることが多かった銀行カードローンでも今は即日融資が可能と名言してる金融機関は珍しくありません。
以下の銀行カードローンなどが即日融資可能と公式サイトにもはっきりと記載されています。
この2社は代表例なので、あなたが現在お住まいの地方銀行でも即日融資可となっているカードローン商品があるかもしれません。
これだけインターネットが生活に浸透した時代、カードローン申込みもネットで出来、数年前より格段に簡素化されています。
審査で家族や職場にバレたくない場合
審査より在籍確認や郵送物が届くことを避けたいと思っている人も少なくないようですね。
そのような方も闇金なんて絶対利用せずに銀行や消費者金融のカードローン商品でも対応できる商品があるので一部紹介しておきます。
在籍確認の対応策
まず在籍確認の電話が職場に掛かってくるのが嫌だって人は多いはずです。これは私もそうでしたから気持ちはよく理解できます。
とくに女性は職場に名指での電話など滅多にないから余計嫌ですよね。でも心配しないで大丈夫です!ちゃんと対策があります。
- 時間を指定して電話をかけてもらう
- 在籍確認を電話ではなく、書類などの提出物で済ませてもらう
まず普段から社内に居る職業の人であれば、在籍確認の電話を時間指定しておきましょう。
例えば「15時ピッタリに電話してください」とお願いしておくのです。
電話が掛かってくる時間が解っていればその電話に自分が出ることも可能ですよね。
もし万が一、別の社員さんが電話に出たとしても消費者金融なら個人名を名乗ってくれます。
銀行なら「車のローンの確認でした」とか言っておけば気にする社員さんはほとんどいないと思いますよ。
それに今時、銀行のカードローンを持ってても全然不思議じゃないので、消費者金融とかでない限り気にしすぎる必要はないと思います。
他に在籍確認を電話以外で済ませてもらうという方法もあります。
ですが、これは全ての金融機関が対応してる訳ではありません。
ただ、女性などは先述したように普段外部から社内に名指しで電話が入ることはあまりないと思います。
他の社員さんに不審がられる!というような事情があれば、電話以外の方法で対応してくれるケースもあります。
これは、どの金融機関が可能かと名言できないので、個別に担当者へ相談してみることをおすすめします。
明確な理由であれば割と柔軟に対応してくれるようなので確認してみてください。
これをお願いしたから審査が不利になった。ということはありませんので安心してください。
電話以外の方法も金融機関により違いますので断言はできませんが、直近数ヶ月分の給与明細などを提出するケースが多いようです。
郵送物の対応策
ローン専用のカードや契約書、取引履歴書などが自宅へ郵送で届くことで、家族などにカードローンを使ってることがバレてしまうことを恐れている人もいます。
カードローンを利用するとき、自宅などへ送られてくる可能性がある書類は数点あります。
- 契約関係の書類
- 専用のローンカード
- 取引履歴一覧表
- 請求書・領収書
これらの郵送物は適切な方法をとれば一切自宅へ送ってこないようにすることも可能です。
郵送物以外のの取引方法は以下になります。
自動契約機では、その場でローンカードを受け取ることができるからです。
ここで携帯電話を選ぶ人が多いのですが、連絡方法はすべてメールに設定しておいてください。
こうすると、ある程度の書類はメールで済ますことができます。とくに取引履歴や領収書などの対策方法です。
いくら連絡方法をメールに設定していても遅延や滞納が続けば携帯電話に連絡もありますし、請求書や督促状などの郵送物が自宅へ届いてしまいます。
どうしても返済が遅れてしまう場合などは、返済期限までに自分から金融機関側に連絡して返済が遅れてしまう旨を伝えておくようにしましょう。
基本的にはこの3項目を守れば自宅へ郵送物が届くことはないですが、例外もあります。
それは自動契約機を持たないカードローンや銀行カードローンに申込みをした場合です。
自動契約機がなければローンカードの受け取り方法として郵送しか手段がありません。
なので契約後に自宅へローンカードが送られてくることは避けられません。
電話連絡なし!郵送物なしの最強カードローン
どうしても電話連絡をしてほしくないのであればおすすめのカードローン商品があります。
そのカードローン商品というのはSMBCグループの「SMBCモビット」です。
テレビCMでもお馴染みだと思うのでご存知の方も多いと思います。
こちらの商品は公式サイトにも大々的に「電話連絡なし」「郵送物なし」と宣言しています。
※適用されるのはSMBCモビットの商品の中でも申込み時に「WEB完結」を選択した場合のみ
すでに他社借入がたくさんある場合
自分は複数の金融機関からお金を借りているので、審査を受けると不利だと判断する人もいるでしょう。
たしかに、すでに複数の金融機関から借入がある状態だと審査への影響は否定できません。
しかし、だからといって闇金業者などを利用するのは本末転倒です。それよりももっと他に出来ることがあるはずです。
その1つが「おまとめローン」です。
おまとめローンとは
複数の借入れを1社に統合することをいいます。A社、B社、C社からそれぞれ50万円ずつ借入がある場合、それをD社で1本化します。
借入を1本化するとこで月々の返済額も抑えることができますし、利息を下げれる可能性も高くなります。
おまとめローンを検討する場合、全く新規の金融機関に申込みをするのも良いですし、すでに借入れがあるA社~C社のどちらかにお願いしてみるのも良いでしょう。
返済遅れなどがなく規定通りに毎回返済してるのであれば、おまとめローンを組める可能性は新規の金融機関よりも高いと思います。
最近は銀行系のカードローンも融資限度額の枠が拡大して800万円や1000万円という商品も珍しくありません。
銀行系でおまとめローンを検討するのであれば、おまとめローンという商品自体が存在してない銀行も多いです。
その場合は通常のカードローンをおまとめローンとして利用することができます。
また消費者金融でもおまとめローンを利用することができます。
消費者金融は総量規制の対象なので年収の3分の1までしか融資を受けることはできません。
でも、おまとめローンとして利用する場合に限り総量規制は適用されないことになってます。
普通にカードローンに申込みをしても複数社から借入れがあることで審査が不承認になってしまう可能性があるので、おまとめローンとして申込みをするときは、申込み時にしっかりと「おまとめローンとして利用する」ことを伝えるようにしてください。
無職など、収入がない場合、ブラックリストに載ってしまっている場合
そして最後はカードローン申込み時点で収入がない(無職)だったり、過去に自己破産や長期滞納で金融事故扱いになったことがある人。
いわゆる俗にいうところのブラックリストに載ってしまっている状態のケースです。
このような場合、一定の年数(5年~10年)が経過していないと金融事故の情報は残ったままなので、新たにカードローンを利用することはほぼ100%不可能です。
しかし闇金業者はこのような人だからこそ言い寄ってくるのです。
そこで闇金業者の誘いに乗ってしまってはせっかく自己破産した意味がなくなります。
ここはグッとこらえて、カードローン以外の方法を模索するようにしましょう。
- 例えば家族や親戚、知人にお願いして借りることはできないか?
- 市町村などで利用できる扶助制度で借入することはできないか?
などを検討してみてください。
このような言い方をすると誤解を与えてしまうかもしれませんが、大抵の場合は何かしらのセーフティーネットが存在してるはずです。
闇金だけは絶対に手を出してはダメです。あなただけでなく家族や職場にまで迷惑が及ぶことになります。
こちらのページで、セーフティーネット的な存在となる自治体の貸付や扶助制度をいくつか紹介しています。
審査なしのカードローン、審査を避けたい理由別のまとめ
審査なしで作れるカードローンはありますが、そういうものは間違いなく悪徳金融などの違法な闇金だと思ってください。
そういう闇金でお金を借りてしまうとアッという間に借りたお金の5倍、10倍、20倍というお金を請求されてしまいます。
カードローンを作るときは銀行もしくは大手の消費者金融を必ず利用するようにしましょう。
また在籍確認の電話だったり、自宅にカードローンの契約書などが送ってくるのが嫌だから審査なしのカードローンを選ぶ人がいるようですが、これらの問題もしっかりと対策を講じておけば銀行や消費者金融のカードローンでも回避することが出来ます。
いまは自分の都合に合わせてカードローンを選べる時代です。
もしカードローンの審査に落ち続けてしまっているからと言って審査なしの闇金からお金を借りることも絶対にやめてください。
万が一カードローンがダメでも自治体などの支援や扶助制度が多数あり融資を受けれる可能性があることを忘れないでください。